パチンコ台大撤去の裏側!遊技機メーカーと警察はホクホク…損するのはパチンコファンだけ!?

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昨年の12月25日、くぎが不正に曲げられているパチンコ台が出回っている問題で、遊技機メーカーで作る「日本遊技機工業組合」(日工組)などが問題の機種を早期に店から撤去・回収するという声明を出しました。
回収規模は数十万台に上るとみられ、この1月下旬から各団体が協力して回収されます。尚、これは警察庁の要請によるものです。

私の感想は「また始まった」です。パチンコ台のくぎを調整して「一般入賞口」に入賞しにくくすることは、今にはじまったことではありません。
※一般入賞口…盤面の左右などにあり、玉が入ると「小当たり」する口。

私なりに今回の問題を解釈したところ、遊技機メーカーと警察の思惑が一致したとしか思えないのです。
パチンコ台が撤去されると、新台の導入が期待できる遊技機メーカー、パチンコ店を減らしたい警察、WIN-WINの関係ができ上がっている気がします。
1番の被害者はパチンコファンでしょう。
一般入賞口に入賞しやすくなると出玉がある分いいのでは? と思うパチンコファンもいるかもしれませんが、それだけ「始動口」への入賞は確実に減ります。
※始動口…スタートチャッカー。盤面の中央にあり、玉が入るとデジタル抽選がはじまる口。

つまり、大当たりを引くには今以上の投資が必要となってしまいます。
また、撤去に伴う新台入替はパチンコ店の負担になりますが、それを負担するのはパチンコファンです。商売である以上、この構図は動きません。
「射幸心を煽る」「遊びやすくする」などの理由で、パチンコ台の検定における内規はこれまでもコロコロと変えられてきました。
しかし、少し時間が経てばまた元に戻るというのを、繰り返してきたのがパチンコ業界。
結局、パチンコ店をなくそうという気は微塵もないため、すべてパフォーマンスに過ぎないのです。「パチンコは適度に遊ぶものです」という謳い文句しかりです。

万が一、警察がパチンコファンのことを考えてさまざまな規制をしているとしたら、方向性が間違っています。訳のわからない規制により、犠牲になっているのはいつの時代もパチンコファンなのです。

-コラム, 広島県

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